HOME > 診療案内 > 眼の症状



かゆい



 かゆみの原因のほとんどは、アレルギー性結膜炎によるものです。
 詳しくはこちらをご覧ください。

眼が痛い

 ひとことに痛みと言っても、痛みの種類は様々でいろいろなタイプがあります。
チクチクするような鋭い痛み、眼が重たいような鈍い痛み、眼の奥の方の痛み、しみるような痛み、拍動を伴う痛み、ゴロゴロするような痛みなどです。この痛みの性状によってある程度、病気を鑑別することができます。
 眼に異物が入ったり、逆さまつ毛、コンタクトレンズトラブルによる傷など角膜に障害が及ぶ場合は、チクチクするような鋭い痛みやゴロゴロ感の原因となります。
 また、ものもらい、ぶどう膜炎、強膜炎などの炎症性疾患では、重たいような鈍い痛みを自覚することが多いです。
 また、緑内障発作であると、最初は鈍いような痛みから、徐々に悪化し頭痛を伴う激しい痛みや吐き気が生じ、緊急の治療を必要とします。

まぶたが腫れた



まぶたが腫れる原因で一番多いのは、ものもらい(麦粒腫、霰粒腫)です。その場合、痛みやかゆみを伴うことがあります。その他にも、結膜炎で腫れることもありますし、起床直後に、むくみでまぶたが腫れて見えることもあります。頻度として少なくなりますが、外傷による血腫、めだまの奥のばい菌感染、めだまの奥ににできた腫瘍や出血(腫瘍や出血により眼球が後ろから押される形)の影響で腫れているように見えることもあります。また、バセドウ病という甲状腺の病気でも、眼球突出という徴候が見られ、まぶたが腫れて見えることもあります。

▲ ページトップへ

ゴロゴロ

 結膜炎やドライアイ、結膜異物、角膜の傷、逆さまつ毛などが考えられます。角膜は、痛みに敏感な組織ですので、たとえ抜けたまつ毛が1本入っただけでも、かなり強い症状として感じてしまうこともあります。

▲ ページトップへ

かわく

 そのままですが、ドライアイの症状です。コンタクトをされている方やVDT(Visual Display Terminals)作業と言われるコンピューターを使う時間の長い方、高齢の方、睡眠時間が短い方、涙の分泌量が減るシェーグレン症候群などの病気がある方に見られることが多いです。詳しくはドライアイの項もご覧ください。

▲ ページトップへ

赤い・充血

 結膜炎翼状片、強膜炎、ぶどう膜炎、寝不足、飲酒後、紫外線を浴びた後、結膜下出血など様々あります。

まぶたがけいれんする

 眼瞼けいれんの項参照

黒目が白くなった

 老人環という、角膜が外側から内側にむかって少しずつ白濁してくる状態があります。これは、加齢性変化ですので何の心配もいりません。角膜が全面にわたって白くなることもなければ治療法もありません。経過をみて頂く形になります。

▲ ページトップへ

白目が一部盛り上がってきた

 おもに鼻側の結膜中央部分が黄色身を帯び盛り上がってくる状態で瞼裂班と言います。これは紫外線やコンタクトレンズによる機械的刺激にてできると言われています。ときにその部分に炎症を起こす場合があり、瞼裂斑炎と呼びます。まぶたとの間でこすれることでできやすいようです。

▲ ページトップへ

涙が出る

中年以降

①涙道(るいどう)という目元から鼻の中に抜けていく涙の通り道の途中が詰まりやすくなってしまう場合

 治療:涙道が閉鎖している場合には、手術をすることもあります。麻酔をした上で閉塞した涙の通り道を針金の
    ような器具(赤ちゃんの涙の項も参照)をつかい、開通させます。
    それに加えて、シリコン製のチューブを1ヶ月程度、涙道内に留置し再閉塞しないようにして経過をみ
    ます。

②加齢性変化でしろめの表面の結膜にしわがよるようになることがあります。これを結膜弛緩症と言います。
 この弛緩した結膜が刺激となり、自覚症状として目の周りが常にじめじめしたように感じてしまいます。

 治療:結膜弛緩が軽度であれば様子をみますが、中等度以上は、手術により結膜を縫い縮め、症状を緩和させ
    ます。

新生児から乳児

赤ちゃんの涙の項を参照

ドライアイやアレルギー

 これらの症状としても涙がでることがあります。

▲ ページトップへ

眼が開けにくい

眼瞼下垂眼瞼けいれんという病気の可能性があります。詳しくは、それぞれの病気のご説明をご覧ください。

光が見える

光視症といいます。実際は、目に光が当たってないにも関わらず、目を開けていてもつぶっていてもピカッと雷のような光が見えたり、点滅する光が見える状態を言います。
 加齢性変化で起きることが大半です。加齢性変化で、めだまの中の大部分を占める硝子体が液化し収縮することにより、後方の網膜を引っ張る刺激が加わります。すると、網膜は、光を感じ取る細胞の集まりなので、牽引(引っ張られる刺激)を光刺激とかん違いし脳に指令を送ってしまうことが原因です。
 光視症は、まれに、網膜裂孔などの網膜剥離につながる病気の前兆であることもあるので、一度は眼科を受診して頂くことをお勧めします。

▲ ページトップへ

2重に見える(複視)

物が2重に見えたり、ダブって見えたりする場合には、乱視、白内障、斜視、脳やめだまを動かす神経の異常などが考えられます。
 中でも、急に複視が起こる場合には、脳やめだまを動かす神経の異常が起きている可能性があり、詳しく検査しなければなりません。原因疾患として考えられるのは、脳腫瘍や脳動脈瘤、外傷などが考えられます。また、糖尿病やバセドウ病などの全身の病気も原因として考えられます。CTやMRIなどの画像検査や採血検査を行います。

▲ ページトップへ

ゆがんで見える

 主な原因として、黄斑疾患が考えられます。加齢黄斑変性中心性漿液性網脈絡膜症、黄斑浮腫などの病態で黄斑に障害が及ぶと歪んで見えるようになります。

まぶしい(羞明:しゅうめい)

 原因として、目に入る光の経路に障害物があったりすると乱反射して、まぶしさを感じてしまいます。角膜、水晶体、硝子体に異常があるとおこりやすい症状です。下記にあげる病気が可能性として考えられます。

•結膜異物
•角膜の障害(傷や感染症)
白内障
•虹彩炎、毛様体炎などの前部ぶどう膜炎
•後部ぶどう膜炎(硝子体の濁り)
眼精疲労
•強膜炎
網膜剥離

▲ ページトップへ

片目の視界が急に真っ暗くなった

 一番疑わしいのは、網膜中心動脈閉塞症です。詳しくは、こちらをご覧ください。

眼に薬品が入ったら

 とにかくたくさんの水道水ですぐに目を洗ってください!10分以上洗うことが理想です。
 その上で眼科受診をお願いします。すぐにたくさんのお水で目を洗ってもらえたかどうかがとても重要です。来院時は、薬品の名前もメモして来て頂くと助かります。

▲ ページトップへ

おもたい・目の奥が痛い・疲れる・充血・かすみ

 いずれも眼精疲労の症状です。

虫や糸くずが飛んで見える(飛蚊症)

視界の前に虫や糸くず、ごみのようなものがふわふわとただよっていて、目を動かすとその物もいっしょに動いて見えるというようなご経験はないでしょうか? これを飛蚊症(ひぶんしょう)と言います。読んで字のごとく漢字では、蚊(か)が飛んでいる症状と書きます。これらは、ほとんど場合、加齢などの生理的変化によるもので、心配のないものですが、ぶどう膜炎やごくまれに網膜剥離など重篤な疾患の前兆であることがあるので注意が必要です。日に日に飛んで見えているものの数が増えてきたり、視界に一部かけて見えるところがあるなどの症状がでた際は、早めに眼科受診をお願いします。

▲ ページトップへ